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  • e97h0017e97h0017フジテレビ『遅咲きのヒマワリ~ボクの人生、リニューアル~』第1回。けっこうパンチの効いた初回だった。酸いも甘いも噛み分けるような制作スタンスが見えたので期待通りの良作になりそうだ。早くも主要な登場人物の人生に対する向き合い方や考え方がはっきりと差別化されている点に奥行きを感じる。10/26 00:29
  • e97h0017e97h0017『ゴーイングマイホーム』第2回。「世界はね、目に見えるものだけでできてるんじゃないんだよ」とは、萌江ちゃんの台詞である。目に見えるものだけに拘泥している都会の生活では気づきえない大切なものを象徴しているのが「クーナ」だと考えられる。大げさに言えば科学や文明に対するアンチテーゼだ。10/26 01:31
  • e97h0017e97h0017NHK『そこをなんとか』第1回。鮎川若葉を彷彿とさせる主人公の生い立ちだが自分の過去に対して卑屈なところが皆無な点が決定的に異なる。また彼女の弁護士としての拠り所を憲法13条としている点もリーガルドラマとしてはまっとうだ。本仮屋ユイカちゃんはやはり作品の中心にいるべき女優さんだ。10/26 22:07
  • e97h0017e97h0017WOWOW『ヒトリシズカ』第1回。キャスティングに派手さはないが、その分だけ誉田作品の売りである警察描写のリアリティが強調されているし、平山秀幸監督の淡々とした演出もはまっている。ストーリーは東野圭吾の「白夜行」っぽいモチーフが入っているか。夏帆の存在感は「魔性」そのものである。10/26 23:06

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  • e97h0017e97h0017今週の『ボクらの時代』で潮田玲子さんのお話を聞いていたら「耳をすませば」の雫ちゃんを思い出したよ。この人は正真正銘のピュア。聖司「おまえよく平気でそんな恥ずかしいこと言えるよな」雫「あらいいじゃない、本当にそう思ったんだから」のやり取りを思い出した。あのブログもこれで説明がつく。10/22 12:28
  • e97h0017e97h0017よくわかってないけどなんとなくできてしまう器用さと、なんとなくわかってるけどうまくできない不器用さがあるとする。できることとわかることのどちらを重視するかということだが、私は「わかってるのに表現できない不器用さ」の方に魅力を感じる。ある二人の女優さんを見ていてそんなことを感じた。10/22 19:27
  • e97h0017e97h0017【テーマ:好きな言葉】長谷川博己(俳優)「神は細部に宿り給う」以前読んだ本で知った言葉ですが、役者の仕事も突き詰めればこの言葉どおり。台詞や演技の細かい部分にこそ大切なものがある。だから、そこにこだわりたいという想いです。(「スカパー!Magazine ヨムミル!」11月号より)10/23 23:23
  • e97h0017e97h0017フィクションの世界では「知らないこと」が必ずしも欠点ではないし、「知っていること」が常に有利だとは限らない。虚構を創造するにあたってはむしろ知識や経験が先入観を生み、表現の飛躍を阻害することがあるのではないか。無(未)知を想像で補う過程で試されるのが真の意味での創造力かもしれない。10/24 21:00

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  • e97h0017e97h0017テレビドラマの主人公が空気を読まないのはかなりの致命的欠陥と言える。しかし意図せず空気を「読めない」となれば話は変わってくる。つまりこれは、そのことが彼女にとって克服すべき課題であることを描けているかどうかという技術的な問題なのである。この二つのドラマの主人公は似て非なるものだ。10/15 19:23
  • e97h0017e97h0017あの新ドラマのテレビスポットを目にしたら、両沢さんの『お金がない!』そっくりの絵づらがあってなるほどと思ったよ。たった15秒の映像でほぼ全容が想像できてしまうとは編集がうまいか、本編の内容が浅いかのどっちかだな。タイトルを横文字にしてまったくの別モノを装おうとしているのもダサい。10/16 12:13
  • e97h0017e97h0017MBSの『情熱大陸』を久しぶりに見たんだが、相変わらず薄っぺらなドキュメンタリー番組である。広島カープ・前田健太投手の試合前のルーティーンワークをご丁寧に22個も紹介したのに、肝心のルーティーンにこだわる理由をどうして訊かないのか?この番組には表面をなぞって善しとする悪習がある。10/17 18:36
  • e97h0017e97h0017当回のディレクターはおそらく普段は野球どころかスポーツの担当ですらない。そうでなければ今さら前田のルーティーンにスポットライトを当てたりはしないだろう。取材対象がアスリートのときはスポーツ担当のディレクターを起用するべきだ。マエケンの奥さんが超美人だということだけはよくわかった。10/17 18:36
  • e97h0017e97h0017行定勲監督の『女たちは二度遊ぶ』に登場するユースケ・サンタマリアさん演じる小説家が書く字に味があってとても印象に残ってるんだよなぁ。万年筆であんな字を書ける大人に憧れる。一応硬筆書写検定2級なるものを保持しているのだが、最近はもっぱらキーボードで、ペンすら持たなくなってしまった。10/17 21:36
  • e97h0017e97h0017NHK『世界の競馬』の凱旋門賞振り返りで、岡部幸雄さんはオルフェーヴルの唯一の敗因をスミヨン騎手の早仕掛けにあると分析しておられた。ぶっちぎりで勝ってやろうというジョッキーの欲目が出たという見解である。タラレバは禁物とは言え、池添謙一騎手だったらまずありえないミステイクだろう。10/17 23:26
  • e97h0017e97h0017西川美和監督『夢売るふたり』。覚悟はしていたがやはり明確なカタルシスのない結末だった。ラストの解釈は様々になされているとは思うが、一言で言えば夫婦の縁はそう簡単には切れないということなんだろう。二人が共有する思いと二人の気持ちのつながりを飛翔するカモメで暗喩していると考えられる。10/19 23:24
  • e97h0017e97h0017ラストカットの里子の表情はカモメから何かに目を移してのものだから、そこには当然出所した貫也がいたと思われる。しかし夫婦の縁を当たり前のように信じていた里子はもはや歓喜などはしない。すっかり待ちくたびれた里子は「さあ、次の人生を始めるよ」と言わんばかりの態度で背中を見せるのである。10/19 23:30
  • e97h0017e97h0017それとこれは未確認なのだが、エンドクレジット終盤の音はカモメの鳴き声と刑務所の騒音がオーバーラップしていたように感じた。二人の気持ちはどこにいようとも重なっているという趣向か。すべて私が映画館からの帰り道に思索して導き出した解釈なので、完全に的外れの可能性もある。ご留意ください。10/19 23:38
  • e97h0017e97h0017滝田洋二郎監督『天地明察』。奇をてらわない正統派の手堅い仕上がりで、人間ドラマからエンタテインメント性までいいバランスで盛り込まれていた。また岡田准一くんと宮﨑あおいちゃんの映画だったとも言え、二人が創造したキャラクター像は我々を画面に惹きつけておくには十分すぎるものだった。10/20 20:38

NATURAL BEAUTY BASIC - サンエー・インターナショナル [CMレビュー]


サンエー・インターナショナル
『Playful girl - NATURAL BEAUTY BASIC』
( 2012年 )
          Company site  / Commercial site  / Wikipedia          

先週初めて目にして釘付けになり、何度もリピートして見てしまったCMです。100回ぐらい(^^;
私は「セカチュー」以来の長澤まさみウォッチャーなのですが、
数年前までの彼女の芝居には、どうしても堅さというか無理をしている感じがあったのは否めないところで、
わかりやすく言えば、芝居と精神が一致していなかったといったところでしょうか。

それがここ数年の彼女は、肩の力の抜けた無理のないお芝居を見せてくれるようになっていて、
現在フジテレビで放送中の『高校入試』を観て、「おっ」と思った人も少なくないのではないでしょうか。
以前のまさみちゃんはどちらかと言えば役に追いつこうとしていたところがあって、余裕がなかった印象がありましたが、
本作の彼女は最初から役と対等に向き合っていて、その上で役を支配しようとしているような印象を持って観ています。
全然無理なんかしていないし、堅さもなくて余裕があるから、その分「余白」が表現できるようになっていて、
演じているキャラクターやひとつひとつのお芝居に奥行きが出るようになってきました。

前置きが長くなりましたが、私はこのCMを見て、長澤まさみは今まさに何かから解き放たれたんだと思いました。
背負っていた重石を下ろして、迷いを払拭して、ようやくありのままの自分を表現できるようになったんだと思いました。
このCMの中の長澤まさみは、
ひとつひとつの動きや表情に清々しいほどの生気を湛えています。
我々は今、表現者としての自信に満ち溢れ、自分の生き方に迷いも気負いもない素敵な大人の女を目の当たりにしています。

関連記事 : 雲の向こう - 井手綾香 (2011-06-16)


タグ:長澤まさみ
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  • e97h0017e97h0017『高校入試』第1回リピート。星護演出は緻密すぎる。随所で時計が映り込む絵作りがなされているのは時間軸が重要なストーリーだからだろう。携帯電話の画面にも時間が表示されていた。台詞劇の映像的アクセントやマグカップの絵柄などでさり気なく説明される教師たちのキャラクター表現も実に見事だ。10/12 20:00
  • e97h0017e97h0017カット割は全体的に細かいのだが、中庭の喫煙シーンの手間のかけ方が特に目立つ。春山先生と小西先生の会話をいくつものパターンで撮っていて、テンポのいい絵変わりで説明的台詞を説明と感じさせない工夫がなされている。編集が巧いとはこういうことを言う。長澤、徳山両名の自然な芝居も素晴らしい。10/12 20:21
  • e97h0017e97h0017関西テレビ『ゴーイングマイホーム』第1回。序盤は大いに戸惑ったが慣れてしまえば心地のいいドラマだ。テレビドラマのセオリーから言えばムダな台詞とムダなシーン、ムダな間のオンパレード。いかにムダに意味を見出すかが本作を楽しむためのポイントだろう。長尺にもそれなりの意味はあったと思う。10/12 22:13
  • e97h0017e97h0017かすかに宮崎アニメ的なモチーフが匂う。阿部サダヲさん演じるタクシードライバーが登場するシーンはまるまるなくてもいいとすら思っていたが、なるほど地方の山村の現状を説明する重要なシーンだ。ダム建設計画があるという点を押さえておきたい。サダヲさん、念願の「阿部×阿部」共演おめでとう。10/12 22:51