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  • e97h0017e97h0017『ストロベリーナイト』第6話。SP以来一貫して秀逸なのが主人公のキャラクター表現。姫川が決して機能的とは言えないヒールのある靴を履き続ける理由を我々は想像しなければならないのである。本作が台詞に頼り勝ちな近年のドラマと一線を画する理由はここにある。姫川のペディキュアも見逃せない。02/18 23:12
  • e97h0017e97h0017『聖なる怪物たち』第5話。すでに「医療ミステリ」ではなくて「病院を舞台にしたミステリ」に路線は変わっているわけだが第1話の冒頭と繋がった今回をもってさらに新展開へと移行する。看護師長に対して守勢だった主人公がいつ攻勢に転じるのかが見所だろう。岡田将生くんの良さが生きる展開を期待。02/18 23:53

(5)最後から二番目の恋 [ドラマレビュー]

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『 最後から二番目の恋 』
第5回
( 2012年 フジテレビ 公式サイト

演出:並木道子 脚本:岡田惠和 出演:小泉今日子、中井貴一、坂口憲二、内田有紀、飯島直子

評論家の宇野常寛氏が本作について「死の匂いがする」とおっしゃっていました。
私も漠然とですがコメディの中にもピリッとしたものを感じ取っていたものの、
それが何なのかをはっきりと言い当てることはできずにいました。

私にはまだ実感としてはわかりづらいのですが、人生の折り返し地点を過ぎた主人公二人にとって、
「老い」や「死」といったものは否応なしに意識するものなのかもしれません。
たとえば今回の序盤、千明(小泉今日子)も和平(中井貴一)も仕事で壁にぶち当たり、帰宅の途上その思いを共有します。

 「この歳になると仕事がうまくいかないのってきついですよね。
 若い頃は次頑張ろうって思えたけど、次が良くなるとは思えない」
 「次はもうないんじゃないかとか、もう変わらないんじゃないかみたいなね」

そして、そのあたりの核心をわかりやすく暗示しているのが、
前回明らかになった真平(坂口憲二)の病気である可能性があります。
これまでの彼の言動には、折り返し地点を迎えるよりも先に
「死」というものを意識してしまった人間の生き方が反映されていたとも考えられます。
また、今回で言えば、冒頭で和平の妻が交通事故で亡くなったことが明らかになり、
本人の覚悟とは無関係に訪れるという、「死」が持つもうひとつの側面が示されました。

人間は「老い」や「死」を意識してしまったとき、その後の人生をどのように生きるべきなのか・・・
本作がコメディでなければならない理由をよく考えてみなければなりません。

関連記事 : (11)最後から二番目の恋 (2012-03-24)
(9)最後から二番目の恋 (2012-03-15)
(8)最後から二番目の恋 (2012-03-08)
(6)最後から二番目の恋 (2012-02-23)
(4)最後から二番目の恋 (2012-02-09)
(3)最後から二番目の恋 (2012-02-02)
(2)最後から二番目の恋 (2012-01-26)
(1)最後から二番目の恋 (2012-01-15)


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  • e97h0017e97h0017WOWOW『分身』第1話。当然東野圭吾原作によるところも大きいのかもしれないが、ドラマとしての完成度は極めて高い。『Little DJ〜小さな恋の物語』ではそれほど好きだとは思えなかったが、永田琴監督の独特のカメラワークを用いた演出はミステリー色の強い本作にはとてもしっくりくる。02/14 23:04
  • e97h0017e97h0017長澤まさみちゃんの女優としての成長は近年著しい。芝居に対して受け身だった彼女は鳴りを潜め、ある時点から積極的に自分のイメージを役柄に投影させるようになった。長澤まさみは「思考する女優」に脱皮したんだと思う。家を出る時にガラス越しに家族に目配せをするシーンを観てそんなことを感じた。02/14 23:04

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  • e97h0017e97h0017大河ドラマ『平清盛』。数字も落ちてきたことだし、このあたりが潮時だろう。松山ケンイチくんは(今のところは)彼のキャリアの中でも最低の仕事をしている。観ない理由はそれだけではないが。大河を観ないと決めたときの爽快感は何とも言えない。年間50時間を他の事に使えると思うとワクワクする。02/13 20:53
  • e97h0017e97h0017NHK『ニュースウォッチ9』。スタジオで記者が解説している時の複数のカメラを組み合わせた立体的なカメラワークが素晴らしい。このスタジオセットは最初からこれを意図して作られたものと考えられる。何だかんだ言ってもフジテレビ『ニュースJAPAN』のスタジオ演出は革命的だったということ。02/13 21:24
  • e97h0017e97h0017『ラッキーセブン』第5話。宇野常寛(@wakusei2nd)さんが言っていたのと真逆の展開か。瑛太くんと松本潤くんの絡みがなくなったらこのドラマのみどころは一体何なんだろう。いつのまにかアクションシーンもなくなったし。何度も言っているが、事件を見せるだけのドラマに魅力は感じない。02/13 23:50

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  • e97h0017e97h0017映画『麒麟の翼』について。労災隠しの件に決着が付いていないことを不満に思っている人がいるようだが、私は工場長と中学教師は同じ穴の狢だと考えている。罪に問われるとかいう以前に、物事を自分の都合のいいように考えたり他者への思いやりを軽視する社会的風潮への警鐘が込められていると感じる。02/12 14:50
  • e97h0017e97h0017『ラッキーセブン』第4話。毎分視聴率を意識したことがない人が書いた本。映画監督の起用が裏目に出たか。序盤の世間話は本当に必要だろうか。冒頭から事務所にガサ入れぐらいのパンチを効かせないとチャンネルを変えられてしまうのが今のテレビ。ダラダラやって次週に持越しでは視聴者の反感を買う。02/07 01:27
  • e97h0017e97h0017探偵たちが仲間内で親密そうに世間話をするシーンが多数、それもわざとらしく盛り込まれていると思ったら、事務所が解散して探偵たちが離散するという事実を悲しみで仕立てたかったのかも。そういうことならこのエピソードはもっと終盤に持っていけばいいのに。「シリーズ構成」的に意味があるのかな。02/07 01:27