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TOKYO HEART つながる瞬間 - 東京メトロ [CMレビュー]


東京地下鉄株式会社
『TOKYO HEART つながる瞬間』 
( 2010年 / 風とロック=博報堂=ロックンロール食堂=SPOON )
ディレクター:箭内道彦 音楽:高橋優「福笑い」 出演:新垣結衣

          Company site  / Commercial site  / Wikipedia          

大好きなCMです。
東京の地下鉄を運営する東京地下鉄(通称:東京メトロ)のCMで、
一昨年あたりから、「TOKYO HEART」というキャッチコピーとともにシリーズ化されています。
商品広告ではない、いわゆる企業PRのためのブランディング広告で、
「人と人をつなぐ存在としての地下鉄」という企業イメージをさわやかな映像で表現しています。 

CMディレクターは、現在NHKの『トップランナー』という番組でMCを務めている箭内道彦(やないみちひこ)さんです。
番組ではゲストにとても面白い切り口で質問をなさる方で、いつも感心しているんですけど、
このCMはどちらかというと正攻法なので、ちょっと意外な感じもしています。

わずか1分間(テレビでは主に30秒)のCFですけど、全体から細部までのセンスが個人的にすごくハマってます(^^)。
まずは、ロケーションに神楽坂の裏路地を選ぶセンスに感服。
そして、有楽町線の車内で、となりの母娘と自然に心がつながる風景・・・
銀座でおじいちゃん、おばあちゃんと待ち合わせ・・・原宿でデートする高校生・・・
どれもほんの数秒のカットなのに暖かいものが心にしみてくるのは、映像マジックだと思います。

 2010051504.jpg2010051503.jpg 

個人的には新垣結衣ちゃんが着ている花柄ワンピースとピンクのカーディガンにもっともハマってます(^^ゞ。
昨年までは宮﨑あおいちゃんがCMキャラクターを務めていましたが、今春からは新垣結衣ちゃんにバトンタッチしました。
CMそのもののテイストはそのまま踏襲していますが、キャラクターが変わるだけでずいぶん印象も変わるものです。
宮﨑あおいちゃんの花が咲いたような笑顔も素敵でしたが、新垣結衣ちゃんはナチュラルな笑顔が魅力的です。

恋するマドリ』(2007年 シネカノン=オフィス・シロウズ)でも触れましたが、
新垣結衣ちゃんは、たたずまいの強烈な存在感とそれでいて自己主張しないお芝居のギャップが最大の武器で、
そんな彼女の魅力がこのCMのテイストに見事にマッチしているような気がしています。

関東ローカルのCMだと思うので、全国の方に知ってもらいたくて、珍しくCMを取り上げてみました(^^)。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

ガッキーつながりで映画のお話も。
楽しみなのが、今年8月公開予定の『ハナミズキ』(東宝)。
一青窈さんの楽曲を映画化しようという試みはTBSにしては気が利いてるし、
とりあえず「誰も死なない」正攻法の恋愛映画のようなので、
純粋に女優さんの魅力を堪能できるような映画になってると嬉しいです。
TBSでは「まだ」失敗していない土井裕泰監督と
登場人物の心情の機微を丁寧に描く吉田紀子さんの脚本なので期待できると思います。

関連記事 : NTT東日本 『ふたりの365日・夏』篇 (2010-08-07)
(P)ハナミズキ (2010-08-16)
ハナミズキ (上) (2010-09-01)
ハナミズキ (下) (2010-09-05)
福笑い - 高橋優 (2011-02-05)


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Lashay

素晴らしい投稿!私たちはこの素晴らしいコンテンツにリンクしています。
ウェブサイト良い執筆を続けてください。
by Lashay (2018-01-22 13:26) 

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