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  • e97h0017e97h0017『ゴーイングマイホーム』第3回。ハロウィンや重箱のエピソードを通じてクーナが普遍的な存在であることに言及した。日本人は古来万物に神様の存在を認めてきたのであり、ハロウィンもまたケルト人の自然崇拝を起源とする。一心不乱に便利な生活を追求してきた人間は自らの原点を顧みる時期に来ている。11/04 01:04
  • e97h0017e97h0017是枝監督の何がすごいってやっぱり子供の描き方だよ。近年のテレビドラマに登場する子供とは昨今の子役ブームの中で形成された大人の現実逃避先でしかない。しかし元来子供は大人の手を焼かす存在であり、それでいて愛嬌があるのが真の子供らしさだろう。本作には現実的な父親の眼差しが見え隠れする。11/04 01:17
  • e97h0017e97h0017夏菜はまだまだ発展途上の女優さんだ。先週のラストは序盤最大の泣かせどころだったと思うのでちょっと残念。たぶんラストカットで絵本を見るまで涙を落とさないという演出があったと思うんだが、そこまでの表情のアプローチが物足りない。遊川さんが現場にいたらOK出さないやつだと思うけどなぁ。11/05 00:29
  • e97h0017e97h0017愛は表情による感情表現に向いていないから風間くんの台詞の情感が大事。その間カメラは何を捉えるのかと言えば当然純の表情になるわけだが、終始一本調子だった。そのあとドンデンして純のバックショットになって再び愛の台詞を聞かせ、満を持して純の表情に戻るとやっぱり同じ表情をしてるんだよな。11/05 00:36
  • e97h0017e97h0017ディレクターがあそこであえて純の背中をけっこうな尺で見せるのは、純が涙を落とすラストカットに至るまでの「タメ」だと思うんだよな。だから愛の決別の言葉を聞いた後には少なくとも目の表情に変化が欲しいところ。整理のつかない感情が絵本を見ることで一気に溢れ出す。そういう表現を見たかった。11/05 00:43
  • e97h0017e97h0017平川雄一朗監督『ツナグ』。3つのエピソードのうち親友同士の「ツナグ」の出来が飛び抜けていて、その後の恋人同士の「ツナグ」との落差はあまりにもアンバランスに感じた。ストーリー的にはこれが唯一無二の構成だとは思うが、この映画の衝撃と感動のピークは真ん中にある。まとめは素晴らしかった。11/05 22:13
  • e97h0017e97h0017橋本愛には驚かされた。告白の子と言えば思い出していただけると思う。16歳の女の子がこれほどの繊細な気持ちの揺れを理解し、あれほどの感情表現をするということが信じられない。キャリアを映画で始めて映画で育った女優はすごい。彼女は映画が表現するものの本質をしっかりと理解して芝居をしている。11/05 22:19
  • e97h0017e97h0017周防正行監督『終の信託』。本年最高の映画はどうやらこれだ。監督が自らの目で見て、耳で聞き、感じたことがフィルムに焼きついていた。それを我々はスクリーンを通じて追体験させてもらったのだ。これこそが「映画の力」である。「Shall we ダンス?」のごとく映画賞を総なめにするだろう。11/05 22:48

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  • e97h0017e97h0017少し婉曲的な物言いをするが、どんな表情で微笑めば男が喜ぶかを知っている子と知らない子ではどちらが女優という仕事に向いているだろうか。おそらく「知っている子」は芝居の中でも本能的に男が喜ぶ表情しかしない(できない)だろう。つまりそういう子は最初から表現の幅が狭くなってしまっている。10/28 00:50
  • e97h0017e97h0017それに対して「知らない子」は、そもそも男に媚びるという価値観を持ち合わせていないから、醜い泣き顔でも躊躇なくカメラの前にさらすことができるだろう。知らないからこそ表現できるものは確実に存在するのである。逆に知っているがゆえに表現にリミッターがかかってしまう場合もあるということだ。10/28 00:51
  • e97h0017e97h0017『ヒトリシズカ』第2回。伊東静加の「犯行」の背景にあるものとは父親に対する何らかの複雑な感情か。父親が所属する警察への挑戦という形でこの感情を処理しようとしていると思われる。一人の警察官が事件の核心を掴みながら告発できないところに警察組織を熟知した彼女のクレバーさが浮かび上がる。10/30 20:22
  • e97h0017e97h0017本作のプロットも表現手法も東野圭吾の「白夜行」によく似ている。伊東静加の心情描写は常に希薄であり、我々は彼女の行動からその心情を推し量るしかない。また切り取る時間区分が毎回異なる点も似ていて、主演の夏帆は15~31歳までを演じることになる。http://t.co/Wtl1MHQP 10/20 20:30
  • e97h0017e97h0017『そこをなんとか』第2回。法律の限界とグレーゾーンを見せる意図が感じられたが同時に法の欠陥を埋める目に見えない秩序の存在にも踏み込んだ。人間の邪心はどう取り繕っても隠し切れるものではないし、人間の強い意志はいつか必ず報われる。弁護士という仕事に幻滅しかけていた楽子もまた救われた。10/31 20:50
  • e97h0017e97h0017注目だった楽子と東海林の関係性を決定付けたのは東海林の寝言だったわけだ。犬好きの東海林が楽子の頭を撫でて犬キャラの楽子が笑顔で返事をすれば、愛すべきコンビの誕生である。楽子の「そこをなんとか」という台詞を毎回聞きたいと思っていたのだが、今回は楽子の「ワン!」を聞けたのでもう満足。10/31 21:00
  • e97h0017e97h0017『眠れる森の熟女』最終回。「私たちは自力で目を覚まして、そして・・・幸せをつかむ」というまとめにしびれた。千波の現実逃避は現実直視へと変化し、高岡もまた父親への幻想を払拭した。千波にとって夢を見ているかのようだった手紙のやり取りは高岡という生身の男を対象にしたものとして継続する。11/01 20:45
  • e97h0017e97h0017かけるの選択は唐突だったが、千波が幸せを掴むためのお膳立てのひとつだろう。高岡はかけるを受け入れることのできる度量の持ち主だが目先の障害ではある。それを潰しておくことによって我々が二人の未来を容易に想像できるようになるとしたら大した仕掛けだ。連続ドラマのラストは余韻が重要である。11/01 20:55