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4月期ドラマ期待度ランキング [ドラマプレビュー]

前クールのドラマを振り返ると、総じて低かった事前の期待度がそのまま現れたような低調な出来だったように思います
私が拝見した中で一番面白いと思ったのは『美しい隣人』で、それ以外はちょっと目も当てられない状況でした。
以下に4月クール、ゴールデンタイムの連続ドラマを私の期待度にしたがって並べてみました。
シリーズ続編が3本ありますが、基本的には内容よりもスタッフ・キャストに注目したものになります。
例によってテレビ朝日のドラマは除外しております。

 Time SlotTitleStationCastScriptChief-Dir.
日21JIN-仁-TBS 大沢たかお、綾瀬はるか、中谷美紀森下佳子平川雄一朗
火22マドンナ・ヴェルデNHK松坂慶子、国仲涼子、片桐仁宮村優子本木一博
木22BOSS2フジテレビ天海祐希、竹野内豊、玉山鉄二林宏司光野道夫
月22鈴木先生テレビ東京長谷川博己、臼田あさ美古沢良太ほか河合勇人


日21マルモのおきてフジテレビ阿部サダヲ、芦田愛菜櫻井剛ほか河野圭太
火21名前をなくした女神フジテレビ杏、倉科カナ、尾野真千子渡辺千穂水田成英
月21幸せになろうよフジテレビ香取慎吾、黒木メイサ、藤木直人井上由美子澤田鎌作
火22グッドライフフジテレビ反町隆史、榮倉奈々、井川遥大島里美三宅喜重
土21高校生レストラン日本テレビ松岡昌宏、神木隆之介、川島海荷吉本昌弘吉野洋
水22リバウンド日本テレビ相武紗季、速水もこみち遊川和彦南雲聖一
月20ハンチョウ4TBS佐々木蔵之介、中村俊介、塚地武雅いとう斗士八ほか酒井聖博
金22生まれる。TBS掘北真希、大倉忠義、中島健人鈴木おさむ金子文紀
 ※ タイトルは各ドラマの公式サイトにリンクしています。 ※ フジテレビの火22枠は関西テレビ製作です。 ※ 『高校生レストラン』は5月放送開始。

前シリーズが全然まとまりのない終わり方だったTBSの『JIN-仁-2』には、やはり注目してしまいます。
「完結編」を謳っているので、どんな決着をつけてくれるのかとても楽しみにしています。
特に過去と現在の繋がりにどのように折り合いをつけて、
そこにいかなるテーマ性を付与するのかに作り手の手腕が現れてくるでしょう。

NHKの地上波ドラマ枠がひとつになってしまったのは寂しいですが、
相変わらずNHKらしい硬派なドラマが観られそうなのはうれしいところです。『チャンス』の本木一博監督の演出にも期待。
個人的な願望なのですが、NHKには朝ドラが輩出した女優さんをもっと活用してもらいたいと思っているので、
『ちゅらさん』の国仲涼子ちゃん久々の主演ドラマをとても楽しみにしています。
彼女にはシリアスなテーマに真っ向から取り組んで、本格派女優の片鱗を見せて欲しいところです。
余談ですが、朝ドラ繋がりでBSプレミアムで放送予定の『どんど晴れスペシャル』にも注目しています。

『BOSS2』は、前シリーズは個人的には数字ほど面白いドラマだとは思わなかったのですが、
一定水準以上のドラマであることは確かなので、上位にしました。
ストーリー的にも演出的にも回によってクオリティのバラつきが目立っていた印象なので、
全体を通じての大きなエピソードを盛り込んで、ある程度ストーリーに統一感を出して欲しいところです。
売れっ子の林宏司さんの脚本ですが、いよいよネタ切れの感があることも否めないので、
できれば新機軸を打ち出して欲しいところです。その一方で、林さん独特のコメディ的要素にも注目です。

テレビ東京は、新設したドラマ枠が苦戦を強いられていますが、
連続ドラマのノウハウがまったくなかったわけですから、それも当然のことかもしれません。
『鈴木先生』は当枠の3作目となりますが、今回もやはり完パケを外部発注という形になります。
テレパック→東宝、ときて、今回はなんと映画会社のアスミック・エースとROBOTの制作です。
やはり連続ドラマの作り方を知らないのではないかと思うのですが、
ジャンルは違っても映画のようなクオリティを目指して欲しいところです。
また、映画脚本で実績のある古沢良太さんの脚本にも注目です。
そして『セカンドバージン』(NHK)の長谷川博己さんを民放で初めて主演に抜擢したのはテレビ東京でした。

今度の月9は久々にパスするつもりです。
今のところ確実に見るつもりなのは、以上の4タイトルで、今クールは楽できそうです。。。
それと、『アスコーマーチ!』(テレビ朝日 日曜23:00~)はもちろん観ます!(^^)

関連記事 : 1月期ドラマ期待度ランキング(2011-01-05)


タグ:鈴木先生
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コメント 6

末摘花

ご無沙汰しております。

「BOSS2」が放映されるのですか。
前回見ました、そうですね。それほどはなかったけど、竹野内豊さんが出演していたので、見ました。それに天海祐希さんが格好良かったので・・・。
では,今回も見ます。
で、テレビ朝日のドラマはどうして除外しているのですか?
まぁ~、私は「たけしのTVタックル」ぐらいしか見ませんが・・・。


もうご存じとは思いますが、
今度ハリウッドで、「忠臣蔵」をベースにして『47RONIN』が製作されるそうです。英語で会話とか・・・。
キアヌ・リーブス主演で、柴崎コウとか、真田広之、浅野忠信が出演。
どのような作品になるのでしょうね?

http://news.walkerplus.com/2011/0302/9/

http://news.walkerplus.com/2011/0302/9/
by 末摘花 (2011-04-11 19:21) 

ジャニスカ

末摘花さん、こんばんは~。
大した根拠はないのですが、なんとなく「BOSS2」は、
ファーストシリーズよりもクオリティを落とすような予感を覚えています。
私も天海祐希さんと竹野内豊さんのお芝居を見たいので、期待はしているんですけど。

テレビ朝日を除外しているのは完全なる偏見でして(^^;、
私は昔からテレビ朝日のドラマ製作能力を疑っております。
『相棒』というヒットドラマがありますけど、
これってテレ朝のドラマというよりも、東映のドラマなんですね。
今クールのラインナップを見ても、5枠中2作品が東映の制作で、
ほぼ自社制作と言える作品は『ハガネの女』のみということになるのでしょうか。
テレビ朝日のドラマ制作部門には、生え抜きのディレクターというのがほとんどいなくて、
制作会社やフリーランスのディレクターに演出を依頼している有様なんです。

それでもテレビ朝日の片山修監督には一目置いていて(この方も生え抜きではないが)、
5月に公開予定の『岳-ガク-』という映画には期待しています。興味がございましたらこちらを。
http://www.gaku-movie.jp/

ハリウッドの「忠臣蔵」のお話はまったく存じ上げませんでした。
私、ハリウッド映画には驚くほど興味がないのです(^^;。
超大作3Dファンタジーアドベンチャーだって!?
私が最も忌避するタイプの映画になりそうです。
直感的に申し上げれば、観る価値はないと思います。
真田広之さんには日本映画に出演して欲しい・・・

by ジャニスカ (2011-04-11 21:15) 

末摘花

『相棒』もテレビ朝日で放映していたのですか?
まぁ~、東映のドラマだったんですね。
映画を見たいと思ったけど、テレビでは見たことなかったので、
テレビを見ていないと・・・と言われたので、止めたんですが・・・。
そうそう、東映はテレビ朝日の大株主と聞きましたので、
東映製作となるのでしょうか?

私は、あまりテレビドラマを見ないのすが、偶には見ます。
興味アル内容だ・・・と。
私は洋画も見るので、WOWOWと契約しています。
あ、アカデミー賞授賞式を見たくて・・・。ミーハーです。笑

今度、仲間と一緒に「シネマ倶楽部」を作る事になって、一様私がリーダーになってしまって・・・。
その旗揚げに『岳』を選んだのですよっ。
デモ、どんな映画になるか?不安ながら・・・。
片山修監督はジャニスカさんが一目置いてられる監督さんでしたか。
では、きっと大丈夫ですね。皆さんも満足されるでしょうね。
安心しました。良かった。教えて頂いて・・・。
そうそう、原作はコミックとか聞きましたが・・・。

ハリウッド版の「忠臣蔵」私も危惧しています。
どんな下手物になるか?心配です。

真田広之さんの『たそがれ精兵衛』はとても良かったですよね?
真田さんの立ち姿がとても美しいと思いましたが・・・。

これからも鑑賞作品、色々と教えて下さいね。
時代劇は今年は少なそうですが・・・。
by 末摘花 (2011-04-12 19:58) 

ジャニスカ

『相棒』は、テレビ朝日と東映の共同制作ということになります。クレジット上は。
そもそもテレビ朝日を設立したのは東映ですし、
テレビ朝日の番組を東映が作っているのは今に始まったことではありませんが、
伝統の刑事ドラマ枠は、事実上「純東映制作」の番組と言っていいと思います。
『はぐれ刑事』の頃はフイルムで撮ってましたし。

系列の会社に番組制作を委託するのは他局でもやっていることなので
そのことをどうこう言うつもりはないのですが、東映のドラマは「偉大なるワンパターン」なんですね。
ワンパターンを確立して、現実に視聴者の支持を得ていることは評価しなければなりませんが、
個人的には、毎週毎週欠かさず見たいと思うドラマではありません。
ただ、『相棒』はたまーに観るとすごく面白いんですよ、、、(^^;。
推測ですが「劇場版」も初めて観る人でも楽しめる作品になっているような気がします。
主人公独特のキャラクター表現という部分では、ツボがわからない可能性がありますけど。

テレビ朝日は2006年に『レガッタ~君といた永遠~』というドラマを制作したんですけど、
これが現在でも「低視聴率ドラマの代名詞」になっていて、
数字が振るわないドラマを揶揄する「レガる」というネットスラングを生み出したぐらいなんです。
私も、この作品以来テレビ朝日のドラマを先入観を持って見るようになりました。
テレビ朝日は『相棒』『ドラえもん』『報道ステーション』を奪ったら、何にも残らないテレビ局ですから、
東映制作のドラマがある一方で、「テレビ朝日らしいドラマ」というものも確立して欲しいと思っています。

シネマサークル楽しそうですね(^^)。
『岳-ガク-』が旗揚げに相応しい作品になっていればいいですね。
片山修監督の演出については私の個人的な好みの問題なので、
だから面白い作品になるというものでもないかもしれません。ただ「レガる」可能性は低いかなと(^^;。
私は、昔から「山岳小説」と呼ばれるジャンルが大好きで、
新田次郎をたくさん読んでいるんですが、「登山」というのは独特の価値観で成立する趣味なんですよね。
登山をする人たちには魅力的な人が多いし、それだけに人間ドラマの宝庫なんだと思います。
うまく言えないんですが、
平地にいる普通の人が知らなかった世界を魅力的に見せて欲しいと思っています。

『たそがれ清兵衛』は名作だと思います。
それと真田広之さんは『亡国のイージス』ではすごいアクションを魅せてくれていて、
つくづく貴重な俳優さんだと思うのですが、この作品以来日本映画の出演がありません。
日本人俳優がハリウッドで活躍されているのは誇らしいことですが、ちょっと寂しいですよね。

映画レビューも書いていかなければならないと思っていますが、
なかなか書きたいと思う作品に出会えないのが悩ましいところです。
『岳-ガク-』のレビューは今のところは書くつもりでおります。末摘花さんの感想もお聞かせください(^^)。

by ジャニスカ (2011-04-13 20:20) 

末摘花

こんばんは。

『レガッタ~君といた永遠~』は見ていないですが、そうですか。
「レガる」という言葉を生み出したのですね・・・。面白い。
『ドラえもん』は以前、息子と一緒に見ました。
私は「朝日新聞」が嫌いなので、「テレビ朝日」は今は殆ど見ません。
変な理由です(^^:

新田次郎原作の映画化では『劍岳 点の記』を見ました。
監督が、以前黒澤映画の撮影監督だった、木村さんだけに、映像が素晴らしかったですよね?
自然の美しさと厳しさが表現されていたと思いましたが・・・。
撮影も大変で、俳優達も苦労されたとか聞きましたが・・・。
で、香川照之さん、素晴らしい演技だったと思うのですが・・・。

『八甲田山』は見たいと思いつつ、まだ未見です。

『亡国のイージス』、真田広之さん、いつもと違うと思いました。
アクションが凄かったので・・・。
で、『ラストサムライ』に出演してから、ハリウッド作品に出るようになって、
邦画には出なくなってしまいましたね。
彼は、ハリウッドを目指して、英語を勉強していたと聞きますから、
本望なのでしょうか?
何本か、彼が出演した、ハリウッド作品を見たけど、本当に彼に合っている役かどうかは疑問ですが・・・。

3月・4月は、映画館で見たい作品はないですよね?
で、5月の『岳』を選んだのですよっ!
私の方こそ、是非、ジャニスカさんの感想をお待ちしています(^-^)
by 末摘花 (2011-04-15 19:37) 

ジャニスカ

末摘花さん、こんばんは~。
『ドラえもん』は不朽の名作ですねー(^^)。
ただこんなことを言ってはなんですが『ドラえもん』は藤子・F・不二雄さんの作品であって、
テレビ朝日はたまたまアニメを放送していたテレビ局(最初のアニメ化はフジテレビ)というだけですし、
もっと言えば『報道ステーション』だってオフィス・トゥーワンという制作会社の貢献度がかなり高く、
結局、純粋にテレビ朝日というテレビ局が生み出したモノって何なんだろうという疑問は尽きません。
でも、私はテレビ朝日を嫌っているわけではなくて、主に深夜バラエティ番組なんかは高く評価しています。
あまり語られていませんが、近年、テレビ朝日のバラエティ番組の質と供給能力は目を見張るものがあります。
ドラマの質はそれとしてテレビ朝日をトータルで評価すれば、とっくの昔にTBSを凌駕していると思います。

『劒岳 点の記』は、衝撃的な作品でしたね。
東映は映画会社としては東宝に大きく遅れをとっていて、その存在意義を問いたいところですが、
(映画会社なのに製作に関与せず、配給だけやるような会社なんですよ、、、)
私はこの作品を観て、東映を見直しました。今の東宝にはまず作れない作品だと思います。
こういう「映画人の思い」が結集したような原点回帰の作品が今、世の中に出たことは賞賛と敬意に値します。
木村大作さんは、日本映画の古き良き時代を知っている最後の映画監督なのかも知れません。
映画作品として秀作なのはもちろんですが、作り手の映画にかける情熱が伝わってくる作品だと思います。

映画『八甲田山』は是非ご覧ください!
新田次郎の原作は「実録小説」的なところがあって、
とても冷静な視点で描かれているのですが、映画は脚色が本当に素晴らしいんです。
ネタバレは避けますが、雪の中鮮烈に登場する秋吉久美子さんの存在感は忘れられません。

真田広之さんのハリウッド進出はご自身の本望でしょう。そして、残念ながら日本には
真田さんのアクションを十二分に活かせる映画監督はいないように思われます。時代劇なら別ですけど。
私は『ラストサムライ』以外は観たことがないので何とも言えませんが、
ハリウッドで製作された作品はそもそもアメリカ向けに作られているものですから、
日本人が満足する真田広之が見られる道理はないような気がします。アメリカ人は満足なんだと思いますよ。
私は何気に『眠らない街~新宿鮫~』の真田広之さんが一番好きです。
警棒を使うシーンは斬新で衝撃的でした。若い頃だし、超カッコいいんですよ!

5月は観たい作品が目白押しです。私は『岳-ガク-』の他に
『八日目の蝉』『少女たちの羅針盤』『マイ・バック・ページ』を観る予定です。
できる限りレビューを書きたいと思っています。

by ジャニスカ (2011-04-16 22:38) 

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