独断と偏見!月9ヒロインランキング! [ドラマレビュー]
現在、関東地方では、木村拓哉さん主演の『プライド』(2004年)が再放送されています。
私は、このドラマを見るのは3度目なんですが、ヒロインの村瀬亜樹というキャラクターは、
月9史上、最高のヒロインなのではないかと改めて思いまして、
それを確認するために過去20年余りの月9ドラマを振り返って、独断と偏見に基づくランキングを作成してみました。
選考基準は、純粋にキャラクターの「女性としての魅力」(セックスアピール)を評価したものであって、
ドラマ制作上のキャラクター設定など、技術的な観点は考慮しませんでした。
たとえば、『ロングバケーション』の葉山南(山口智子)は、それこそドラマ史に残る魅力的なキャラクターではありますが、
ドラマでなければ「絶対に」成立しないキャラクターであって、現実的な視点で女性としての魅力を評価すると、
ちょっと性質が違うような気がしています。『東京ラブストーリー』の赤名リカ(鈴木保奈美)も同様の理由でランク外です。
平たく言えば「(私が)恋人にしたいヒロインランキング」ということになります。(←わかりやすい!^^;
Rank | Actress | Name of Role | Title | Co-star | Script | Chief-Dir. | |
第1位 | 竹内 結子 | 村瀬 亜樹 | プライド (2004年1月期) | 木村拓哉 | 野島伸司 | 中江功 | |
※ | 第2位 | 竹内 結子 | 麦田 なつみ | ランチの女王 (2002年7月期) | 江口洋介 | 大森美香 | 水田成英 |
第3位 | 酒井 法子 | 柏木 小雪 | ひとつ屋根の下 (1993年4月期) | 江口洋介 | 野島伸司 | 永山耕三 | |
第4位 | 深津 絵里 | 牧野 衣咲 | スローダンス (2005年7月期) | 妻夫木聡 | 衛藤凛 | 永山耕三 | |
第5位 | 竹内 結子 | 白戸 美桜 | 薔薇のない花屋 (2008年1月期) | 香取慎吾 | 野島伸司 | 中江功 | |
第6位 | 深津 絵里 | 美山 理香 | CHANGE (2006年4月期) | 木村拓哉 | 福田靖 | 澤田鎌作 | |
第7位 | 中山 美穂 | 吉倉 弥生 | For You (1995年1月期) | 高橋克典 | 中園ミホ | 石坂理江子 | |
第8位 | 松 たか子 | 高梨 美久 | じんべえ (1998年10月期) | 田村正和 | 吉田紀子 | 永山耕三 | |
第9位 | 稲森 いずみ | 原田 早知 | 天気予報の恋人 (2000年4月期) | 佐藤浩市 | 岡田惠和 | 星田良子 | |
第10位 | 深津 絵里 | 金子 祥子 | 天気予報の恋人 (2000年4月期) | 佐藤浩市 | 岡田惠和 | 星田良子 | |
第11位 | 中山 美穂 | 藤原 百恵 | おいしい関係 (1996年10月期) | 唐沢寿明 | 野沢尚 | 河毛俊作 | |
第12位 | 松 たか子 | 谷町 瑞穂 | いつもふたりで (2003年1月期) | 坂口憲二 | 相沢友子 | 中江功 | |
第13位 | 和久井 映見 | 桜井 和美 | バージンロード (1997年1月期) | 反町隆史 | 龍居由佳里 | 光野道夫 | |
第14位 | 中山 美穂 | 林 なな | すてきな片想い (1990年10月期) | 柳葉敏郎 | 野島伸司 | 河毛俊作 | |
第15位 | 和久井 映見 | 松井 ゆき子 | 妹よ (1994年10月期) | 唐沢寿明 | 水橋文美江 | 永山耕三 | |
第16位 | 江角 マキコ | 笠原 夏樹 | オーバー・タイム (1999年1月期) | 反町隆史 | 北川悦吏子 | 武内英樹 | |
第17位 | 上戸 彩 | 飛田 春乃 | 婚カツ! (2009年4月期) | 中居正広 | 龍居由佳里 | 鈴木雅之 | |
第18位 | 松 たか子 | 雨宮 舞子 | HERO (2001年1月期) | 木村拓哉 | 福田靖 | 鈴木雅之 | |
第19位 | 竹内 結子 | 蒼井 仁子 | 不機嫌なジーン (2005年1月期) | 内野聖陽 | 大森美香 | 澤田鎌作 | |
第20位 | 長澤 まさみ | 吉田 礼 | プロポーズ大作戦 (2007年4月期) | 山下智久 | 金子茂樹 | 成田岳 | |
※2014年7月改訂 |
90年代の作品はほぼ網羅しているつもりですが、最近の作品には少なからず観ていない作品も存在していて、
それらの作品のヒロインは評価不能ですので、完璧なランキングとは言えないのがちょっと残念です。
『愛し君へ』『東京湾景』『できちゃった結婚』『トップキャスター』はまったく見たことがありません。
私が竹内結子ちゃんのことを大好きである、という事実を否定するつもりはありませんが(^^ゞ、
脚本の野島伸司氏の名前が上位に連なっているのはおそらく偶然ではなく、
むしろ野島伸司氏が創り上げるヒロインが大好きと言った方がいいのかもしれません。
こうやって振り返ってみて、魅力的な女性を創作できる脚本家はそう多くはいないということを確認してしまいました。
北川悦吏子さんは月9を合計6本書いてますが、少なくとも男性受けする女性キャラクターは少ないような気がします。
やはり女性目線で評価すると全然変わってきそうです。
ディレクターとして永山耕三氏の名前が多いのは単純に最も月9を演出した経験が豊富だからです。
永山演出のドラマについては、ここに登場していないものの方が圧倒的に多いです。
永山氏の代表作には『東京ラブストーリー』『ロングバケーション』『ラブジェネレーション』などがあり、
月9といえばこの人、もっといえばフジテレビのドラマといえばこの人、という存在。
最近作は『ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー』(2009年)です。
ヒロインを立たせるという意味で一番うまいディレクターとしては宮本理江子(石坂は旧姓)さんを挙げておきます。
月9以外の代表作としては、『夏子の酒』『きらきらひかる』『タブロイド』『彼女たちの時代』などがあります。
脚本家の山田太一氏を父に持つ宮本理江子さんは、近年では完全に月9路線のドラマを離れて、
ヒューマンドラマ専門のディレクターにシフトしており、最近作は『風のガーデン』(2008年)です。
現在放送されている『月の恋人~Moon Lovers~』のヒロインは、到底ランクインしそうもありません、、、
ただし、リン・チーリンさんがとてもキレイで魅力的な女性だということは誰もが認めるところだと思います。
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