ペタル ダンス [映画レビュー]
(C)2013「ペタル ダンス」製作委員会 |
ペタル ダンス [Blu-ray]
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『 ペタル ダンス 』
( 2013年/ビターズ・エンド/90分 )
監督・脚本:石川寛 出演:宮崎あおい 忽那汐里 安藤サクラ 吹石一恵
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石川作品が描く二つの感情を相対化してみる
言葉にできる感情は、言葉になった瞬間に伝えなければいつか後悔する。言葉にならない感情は、そのまま持って会いに行けばよい。伝えるんじゃない、会えば伝わるのだ。そんな二つの感情の対比を切り取った映画のように感じた。テーマは、『好きだ、』(2006年)とうまく相対している。
宮崎あおいちゃんは、役を作り込まない女優さんの代表格だ。監督が創造した世界観の中で生まれてくるものを大事にしているとでも言えばよいか。そんな彼女の姿勢を形成したのは、石川監督との出会いだったのではないかと想像している。似たタイプの女優さんとしては、和久井映見さんと深津絵里さんが浮かんだ。
私は、本作の忽那汐里ちゃんを見て、彼女はポスト宮崎あおいになりうる女優さんだと感じた。というよりも、だからこそ石川監督は彼女をキャスティングしたんだと思う。役を作らない自然体志向の芝居とその方法論を知った彼女はこれから大きく飛躍していくだろう。
感情とは、生み出すものではない。生まれてくるものだ。
『ペタル ダンス』宮崎あおい、忽那汐里、安藤サクラ、吹石一恵 単独インタビュー https://movies.yahoo.co.jp/interview/20130419001/ |
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忽那汐里〜映画『ペタルダンス』特別告知インタビュー動画〜 https://www.youtube.com/watch?v=twafjYd34rQ |
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