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e97h00172016年の映画、各賞を発表しました。
本年の最優秀作品賞は、『リップヴァンウィンクルの花嫁』(東映/岩井俊二監督)となりました。優秀賞各賞は、左上が次点となっています。以下は基本的に順不同です。ベスト10は、私の好きな作品順です。
https://t.co/l4ZnVR0Tnz12/31 01:01 e97h0017『リップヴァンウィンクルの花嫁』は、社会での自分の立ち位置への迷いや疎外感という普遍的なテーマ設定です。岩井監督がすごいのはこれを一級の娯楽作品に仕上げてしまうところで、長尺でも飽きさせないストーリー構成、シリアスとコミカルのバランス、魅力的な人物造形などは他の追随を許しません。12/31 18:57 e97h0017例年、綾野剛くんと池松壮亮くんとリリー・フランキーさんの評価が高いという自覚はあります。この三人は毎年作品に恵まれているし、お芝居においても自己主張が薄くて、助演ということでいうと、理想的な俳優さんなのかなという気がしています。三人とも声のトーンを抑えても成立する芝居ができます。12/31 20:11 e97h0017【2016年ベスト10】
①リップヴァンウィンクルの花嫁
②古都
③湯を沸かすほどの熱い愛
④この世界の片隅に
⑤バースデーカード
⑥ぼくは明日、昨日のきみとデートする
⑦だれかの木琴
⑧二重生活
⑨64-ロクヨン-
⑩シン・ゴジラ
https://t.co/l4ZnVR0Tnz12/31 20:26 e97h0017こちらはシンプルに好きな作品順です。こうやって並べてみると、私は人生の節目で葛藤している人のお話が好きなんだなという感じがします。それとやはり女の子が主人公の方がむしろ感情移入しやすいです。湯を沸かすほどやだれかの木琴のように大人の女の人のお話の良さも分かるようになってきました。12/31 20:34 e97h00172016年の橋本愛を総括しようと思う。彼女の女優としてのキャリアを将来を含めて大枠で捉えると、もっとも「旬」なのは今年だった、ということになるかもしれません。今がピークであとは落ちていくだけとかそういうことを言いたいのではなくて、女優という仕事は元来そういうものだということです。12/31 21:21 e97h0017女優さんは年齢はもちろん、積み重ねてきた作品の種類によっても、その後の仕事の内容は移り変わっていくもので、当たり前ですが同じ役を演じられるのはたった一度きりなのです。橋本愛自身が同じことは二度はやりたくないと言っているように、彼女が今年と似たような仕事を受けることはないでしょう。12/31 21:34 e97h0017そう考えると、20歳の橋本愛はこの2016年にもっともベストな仕事を選択したように思えてならないのです。特に主演したバースデーカードと主演級の古都は、今の橋本愛の心身だからこそ表現できたものが確実に映っていて、これほどピッタリはまった役に出会えるチャンスはそう多くはないでしょう。12/31 21:51 e97h0017また、橋本愛が20歳で舞台作品を経験できたというのもとても大きな出来事でした。映画とはまったく異質のお芝居に触れたことで、彼女自身、大いに刺激を受けたであろうことは間違いないし、初舞台でも「できる」ということを示した橋本愛は改めて非凡な才能を持った女優であることを確認できました。12/31 22:03 e97h0017私個人のことで言うと、夢と希望の先を観に行くことができたのは本当に僥倖に恵まれたと思います。バースデーカードを試写で観ていなかったら、絶対に行ってないんだよなぁ。テレビで放送することを知っていればなおさらです。あの時は「今の橋本愛」を目に焼き付けておきたいという衝動がすごかった。12/31 22:12 e97h0017私はバースデーカードを初めて観たときの興奮と胸の高鳴りを今でも忘れることができません。それと同時に感じた橋本愛が遠くに行ってしまうというあの寂しさにも、失恋にも似た感覚は、もっと背筋を伸ばして彼女の仕事に対峙し、しっかりと目に焼き付けていかなければ、という思いにさせてくれました。12/31 22:23 e97h0017女優さんに「旬」というものがあるとして、私はそれが訪れるのがキャリアの中で一度きりだとは思いません。年齢と経験を重ねることで表現できるものは否応なく変化していきます。たとえば、母親役を演じるようになった宮﨑あおいちゃんは、今年ふたたび女優としての旬を迎えたと言ってもよいでしょう。12/31 22:35 e97h0017私が強調したいのは、今の橋本愛は今しか見られないということです。もちろん作品として残る以上、後年でも鑑賞することはできます。でも、私は彼女と同じ時代に生きているという幸運を大切にしたい。彼女の女優としての成長をリアルタイムで実感できる新作に触れた時の興奮は何物にも替え難いのです。12/31 22:51 e97h0017今後も何度か訪れるであろう、橋本愛の女優としての「旬」を私は絶対に見逃しません。そしてそれを感じ取ったら、しっかりとかみ締めたいと思います。そのためには日々進化する橋本愛に、我々も遅れをとってはならないと思います。バースデーカードで感じたあの寂しさは、もう二度と感じたくないんだ。12/31 23:01
タグ:橋本愛
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