PRIDE - CHAGE&ASKA [音楽]
CHAGE&ASKA
『 PRIDE 』
作詞・作曲:飛鳥涼 編曲:澤近泰輔
( 1989年8月25日 / PONY CANYON )
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私はこの曲を昔から何度も聴いているのですが、
この動画を見つけてからというもの、何度も繰り返して再生し、新たな感動に浸っています。
この「PRIDE」が名曲なのは間違いありませんが、このライブ映像に映っているのは、
その名曲にCHAGE&ASKAのお二人が「魂」を吹き込もうとする姿なんだと思います。
楽譜があって、CDが発売されて、多くの人が聴いて、多くの人にカラオケで歌われることで名曲になるのではありません。
表現者が自分の曲に自らの気持ちを吹き込み続けることで真の名曲になるんだと思います。
私はこの動画を観て、表現者のお二人がステージ上でその「魂」を剥き出しにすることで、
その周囲のスタッフの気持ちまでも支配し、牽引していると感じました。
演奏者やステージスタッフ、そしてカメラマン、ディレクターが「いいモノを作るんだ」という意識を共有し、
それぞれが完璧なプロの仕事をしてくれていると思います。
そして、その結果として観ている我々に表現者の魂が伝わり、我々の気持ちまでも支配してしまいます。
世の中にいる多くの表現者やクリエイターが見習わなければならない姿勢がここにあります。
作り手の「魂」がこもっていない、感じられない作品に人は感動することはありません。
誰も知らない 涙の跡 抱きしめそこねた 恋や夢や 思い上がりと 笑われても 譲れないものがある プライド |
演奏終了後、一歩下がって深々とお辞儀をする姿に、お二人の「PRIDE」を見た気がします。
関連記事 : no no darlin' - CHAGE&ASKA (2010-09-14)
すばらしい映像、歌を、ありがとうございます。
突き詰めていくと何が人を感動させ、動かし、支え、導くのかといえば
それは「魂」なんだと思います。
そこに魂が込められているどうかは、ちゃんと伝わるのですね。
魂が伝わらないのは、相手が鈍いときだと思います。
ジャニスカさんがこのブログで多くのレヴューを発表しておられます。
映画であれ、歌であれ、ドラマであれ、結局のところ「魂」もしくは
「祈り」があるかどうかだと思います。
歌が上手いとか衣装がどうとか、そういうレベルではない。
そういうことももちろん大事なんだけど、とりつくろえないものですね、きっと。
「魂」というものは。
by Sho (2011-04-17 18:46)
Shoさん、nice!&コメントありがとうございます!
人を感動させるものって、実は目に見えないものなんですよね。
我々は俳優さんのお芝居を見たり、音楽を聴いたりして感動するわけですけど、
「見聞したもの」に直接感動しているわけではない。
表現者や作り手が表現したものの背景にある想いや感情、歴史といったものに触れた瞬間にこそ、
感動というものが沸き起こるんだと思います。
私はこのブログのレビューで、そういう一見しただけでは見えない「作り手の想い」のようなものを汲み取って、
わかりやすく文章にすることで彼らの仕事が如何なるものなのかを多くの人に知ってもらいたいと思っています。
おっしゃるように「魂」はごまかしが効かないと思います。
「天使の恋」のように作り手の不純な思いが露出してしまう作品もあります。
そういう意味では「作品」というものは正直だと思います。
私はこのCHAGE&ASKAのお二人の「作品」に触れて、
我々受け手も、もっともっと感性を研ぎ澄ませなければならないと思いました。
鈍くなってはいけませんね、、、これは今度の大震災についても同じことが言えると思います。
by ジャニスカ (2011-04-18 22:36)